第37回鯖江つつじマラソン(福井県鯖江市、市教委、市体協、福井新聞社主催)が10日、鯖江市東公園陸上競技場を発着点とする日本陸連公認のハーフロードレースコースで行われた。小学1年から88歳までの3083人が、ハーフや10キロなど5種目21部門で力走。新緑やツツジが広がる市内を駆け抜けた。
同陸上競技場で開会式が行われ、徳橋志保さん(鯖江市鯖江中3年)、岩野さくらさん(同市中央中3年)、笠嶋孝哉君(同市東陽中3年)の3人が選手宣誓を務めた。それぞれ学校の陸上部に所属し長距離が専門。2018年の福井国体で、選手として活躍が期待されている年代に、今後の競技、トレーニングの励みにしてもらおうと白羽の矢が立った。
女子高校生らがまちづくりに取り組む「鯖江市役所JK課」のメンバーと卒業生計13人は、給水所でボランティアを行った。同市のクラウドファンディングサービス「FAAVO(ファーボ)さばえ」で集めた資金で作ったTシャツを着て、元気な笑顔で走者を後押しした。
メンバーは水やスポーツ飲料を紙コップにつぎ、取りやすいようテーブルに置いた。ずらりと並んだメンバーが次々に「がんばって」と声を掛けると、走者は「そっちもがんばってな」などと明るく答えていた。