第38回福井マラソン(福井新聞社、福井市、福井陸協主催、特別協賛・富士通)は11日、福井市の福井鉄道福武線・市役所前電停付近のフェニックス通りをスタート、福井運動公園西側の外周道路をフィニッシュとする日本陸連公認コースで行われ、県内外の5300人が秋色に染まり始めた福井市街地を駆け抜けた。
ランナーは午前9時15分の5キロを皮切りに、10キロ公認、同一般の順にスタート。計25部門(チーム対抗戦含む)で日ごろの練習の成果を発揮、さわやかな汗を流した。
開会式は、福井市中央公園近くのフェニックス通りで行った。大会長の八木誠一郎福井陸協会長が開会宣言。名誉大会長の吉田真士福井新聞社社長は、前年までの開会式会場、フィニッシュ地点がともに改修工事で使用できなかったことに触れ「(大会の)中止もやむを得ないという状況の中で、多くの方にご尽力をいただき、この日を迎えることができた。楽しく、よりよい一日にしてほしい」とあいさつ。同じく名誉大会長の東村新一福井市長は「福井の秋を存分に楽しんで頑張ってください」とランナーを歓迎した。
選手宣誓はこの日、55回目の誕生日を迎えた鯖江市の長谷川信也さんが務めた。
午前9時時点の天候は曇り、気温21・6度、湿度63%、南南西の風2・7メートル。ランナーにとっては絶好のマラソン日和。色づいた葉が舞い落ちる中、沿道の声援を受けそれぞれのペースで走った。