第11回あわら市トリムマラソンenjoyガイド
大会の会場となるあわら市は、北潟湖や日本海を目前にした蓮如上人ゆかりの吉崎御坊や芦原温泉街がある。吉崎御坊では毎年4月に300年以上続く「蓮如忌」が行われ、法要には多くの人が訪れるほか、行き帰りの「御影道中」では沿道で手を合わせる人が見られるなど、春の風物詩となっている。また、芦原温泉は130年余りの歴史を誇る福井県内唯一の温泉観光地で、8月にみこしや担ぎ手にお湯をかける「湯かけ御輿(みこし)」が巡行する催し物が行われ、大勢の観光客や市民でにぎわう。中国の文豪魯迅の恩師として知られる、同市出身の医学者藤野厳九郎が晩年を過ごした旧宅を移築整備した「藤野厳九郎記念館」もある。
あわら市トリムマラソンは、新緑の美しい並木道や宿場町の風情を残す旧金津市街地を駆け抜ける。市役所を発着点に、5キロまでは金津市街地を走り、最長の10キロは芦原温泉街に向かい、えちぜん鉄道あわら湯のまち駅手前を折り返す。日本陸連公認コースはない。ゴール後は、走り終えたランナーに芦原温泉旅館協同組合女将(おかみ)の会による恒例の「おしぼりサービス」も行われる。
レースは1・5キロの親子、2キロの小学男女、3キロの中学女子と一般男女、5キロの中学男子と一般男女、10キロの一般男女の5種目22部門と3キロジョギングが行われる。
主催者は「県内唯一の温泉もあり、マラソンの後温泉につかって身体を癒して帰っていただきたい」と、セントピアあわらで利用できる入浴割引券付きゼッケン(平成27年3月31日まで有効)を配布する。
また、マラソン開催時間の9時~11時の間はコースが通行止めになるため、市民に協力を求めるとともに、沿道での選手への声援を呼び掛けている。
【表彰】
23部門別 1~3位 賞状、楯、副賞
4~6位 賞状、副賞
完走証(制限時間内完走者に交付)
【参加賞】
・オリジナルフェイスタオル
【救護態勢】
・市の保健師が救護車に乗り、10キロと5キロの後尾を走行
・本部と救護車、3キロ折り返し付近にAED配備
・本部に保健師、無料テーピングコーナーを設置
【サポート】
・給水ポイントは3箇所
(その他、約5km地点のJA芦原支店前で、JA職員による大豆入り麦茶の提供も行われる)
・会場にドリンクコーナー
・走行後芦原温泉旅館女将によるお絞りのサービス
【距離表示】
・往路 2km、3km、4km
・復路(10キロ用)あと・・・5km、4km、3km、2km、1km
【高低差】
・フラットで走りやすいコース
【アピールポイント】
・芦原温泉旅館組合女将の会による恒例の「おしぼりサービス」が行われ、家庭的な雰囲気の大会。また、セントピアあわらの入浴割引券付ゼッケン(H27.3.31有効)を使用し、完走後の疲れを癒すことができる。
【トイレ】
市役所
【アクセス】
・トリムパークかなづ―あわら市役所間にシャトルバス(無料)を下記時間帯で随時運行。
○ 7時30分(トリムパークかなづ発)~8時50分
○10時00分(あわら市役所発)~11時30分
【駐車場】
★スタート地点周辺に7カ所無料臨時駐車場
・トリムパークかなづ
・あわら市金津B&G海洋センター体育館
・あわら市中央公民館
・ナイスケア木村
・県立金津高校
・その他2カ所
【観光スポット】
◇あわら温泉湯のまち広場:えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前に、芦原温泉芸妓(げいぎ)協同組合の伝統芸能館や中国の文豪・魯迅の恩師で同市出身の医師・藤野厳九郎の記念館、芝生広場などを備える。また、今年4月には芦湯(足湯)がオープンし、芦原温泉の“顔”として観光客を出迎える。
◇金津創作の森:さまざまな分野で活躍しているアーティストの作品展示のほか、創作工房やガラス工房など訪れた人が体験できる施設。4月20日(土)~ 6月9日(日)まで、創作の森にアトリエを構える作家7名による展覧会「森の作家展 ~・・・と、ともに~」が開催される。