第26回美浜・五木ひろしマラソンenjoyガイド
大会の開かれる美浜町は、4月5日に全国公開される、歌手さだまさしさんの小説「サクラサク」の映画の舞台となった。さださんの父親が戦後の一時期、美浜町早瀬の瑞林寺に疎開していたことを基に、崩壊寸前の都会の家族5人が祖父の思い出の地を訪ねながら絆を取り戻していく物語で、福井県内で撮影された。
町名は、若狭湾に面して美しい浜があることに由来。敦賀半島西側の海岸はとりわけ美しい砂浜が続き、水晶浜と称され海水浴シーズンには賑わう。映画にも美浜の自然と風景美が描き出されている。
美浜・五木ひろしマラソンは、美浜町の名誉町民である歌手五木ひろしさんとともに走る大会。同町丹生の特設会場を発着点とし、風光明媚な若狭湾国定公園の海岸線コースで、潮の香りを肌で感じながら走れるのが醍醐味となっている。
敦賀半島西側を海岸線に沿って南下、北田区で折り返す20キロ(一般男女の部)は日本陸連公認コース。20キロをはじめ10キロ、5キロ、3キロ、1・5キロの5部門16種目で競う。5キロ、10キロ限定で夫婦を対象に合計タイムを競う「夫婦の部特別表彰」もある。昨年の25回大会では本県を含め29都道府県からエントリーがあり、4408人が力走した。
参加の注意点として、20キロと10キロは、11時40分に5キロ折り返し地点に関門を設け、時間超過の場合は競技中止となる。
会場へのアクセスは、JR美浜駅から8時05分発直通シャトルバス(1本のみ、無料)があり、マラソン会場と5km折返し地点付近駐車場間にはシャトルバス(無料)が運行される。また午前9時30分~12時30分までの3時間、コース全域に交通規制が行われる。事務局は、混雑が予想されるため早めに来場するか公共交通機関の利用を呼びかけている。(詳細は事務局へ)
美浜は「へしこ」(※)の産地であり、町のイメージキャラクターは「へしこちゃん」。雑誌が主催した「ゆるキャラアワード2009」で全国の300を超えるキャラクターの中からグランプリを獲得。へしことなったサバが、たるから飛び出している姿は、全国的に知名度を上げつつある。ゴールとスタートとなる特設会場には、へしこはじめ特産品の販売コーナーが設けられる。
大会前日にはプレイベントとして、「五木ひろしふるさとコンサート」が開催される。
【表彰】
・親子の部を除く各種目
1~6位 賞状
1~3位 副賞として美浜の特産品
・完走証は全員に
※表彰対象者への完走証交付の際、表彰予定時刻を記載したメモが渡される。表彰予定時刻までに表彰者受付へ。
【特別表彰】
・夫婦の部として同距離部門(5キロ・10キロ対象)に参加した夫婦の合計タイム
1~5位 賞状と賞品
【参加賞】
・記念Tシャツ
【救護態勢】
・救護所5カ所(ゴール、関電PRセンター前、5キロ折り返し地点、弁天崎、北田口)、AED配置
・コース上に自転車救命隊(救急ボランティアREM)を配置し、コース上でのアクシデントにも対応
【サポート】
・給水は6カ所(竹波、ダイヤ浜、弁天崎、菅浜、北田口、丹生特設会場)
・トイレは8カ所(丹生特設会場ほか)
【距離表示】
・1キロごと
【高低差】
・高低差は北田で32メートル(20キロの場合)
アップダウンはハーフで4カ所、5キロ・10キロ(2カ所)、3キロ(1カ所)
【アピールポイント】
・歌手の五木ひろしさんを招き、日本の海水浴場88選にも選ばれている水晶浜をはじめ、若狭湾国定公園の海岸線コースを楽しく走ることができる。
【アクセス】
・JR美浜駅7時40分発のマラソン会場行シャトルバス(無料)がある。
・5キロ折返し地点付近駐車場とマラソン会場間をシャトルバス(無料)運行。帰りは、12時30分~14時ごろまで運行する。
【駐車場】
・丹生特設会場周辺(無料シャトルバス乗降場)
・丹生雪の白浜館駐車場
・水晶浜海水浴場(無料シャトルバス乗降場)
「へしこ」※新鮮なサバを塩漬けにし、さらにぬかに漬け、1年から2年の長期にわたって漬け込み、自然熟成させた。地元では冬の保存食として作られていますが、魚の糠漬けの起源は古く、鎌倉時代より行われていたようです。
【観光スポット】
◇三方五湖:若狭湾国定公園に加え、2005年に国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録された。若狭湾のリアス式海岸に面した特有の環境で、各湖が塩水や淡水といったさまざまな水質を持ち、多様な生態系をはぐくんでいる。また、13年には五湖の一つ水月湖の湖底堆積物「年縞」が約5万年前までの化石や遺跡などの年代を特定する世界標準の「物差し」に正式に採用された。
◇三方五湖レインボーライン:美浜町から梅丈岳の山頂を経て若狭町を結ぶ全長約11kmの有料道路。三方五湖を周遊し、日本海や周囲の山々も見渡せる。展望台からは三方五湖を一望でき、「恋人の聖地」にも認定された山頂公園では、素焼きの皿に願い事を書いて投げる「かわらけ投げ」など、思い出に残る体験ができる。春と秋に80種600株のバラが咲き乱れる「ばら園」も見所。
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