〝10歳〟の若狭町を快走
あじさいマラソンに最多2550人
地元出身 大南姉妹 花添える
第10回わかさあじさいマラソン(福井新聞社後援)が8日、若狭町野木小を発着点とするコースで行われた。町制施行10周年を記念する大会にふさわしく、県内外から過去最多となる2550人が参加、自然豊かな若狭路を駆け抜けた。同町出身の双子姉妹ランナー大南博美、敬美両選手(ユティック)も参加者と一緒に走り、大会を盛り上げた。
勢いよくスタートするわかさあじさいマラソンのランナー=8日、若狭町野木小
コースは、県道小浜上中線や町道を走る比較的平たんな道路で、山や田んぼが周囲に広がる。ランナーは午前9時のハーフの部を皮切りに、10キロ、2キロ、3キロ、5キロの順にスタートした。
日差しが照りつける中、自己記録の更新を狙ったり、辺りに広がる景色を楽しむなど思い思いのペースで走っていた。
競技に先立ち開会式では、森下裕町長が「県外からも多くの人に来ていただき、歓迎する。舞鶴若狭自動車道が7月20日に開通するとより便利になる。再び若狭町へ来てください」とあいさつした。
大南姉妹は「苦しくなっても下を向かないように、きれいな景色を見ながら頑張って」とエールを送り、一般のランナーに交じって走った。
親子3世代13人で愛知県から初めて参加し、家族で選手宣誓をした椙田夏子さん(39)は「記念の大会に参加できてよかった。たくさんの人が参加して盛り上がった」と話していた。
完走後、町特産の梅などが当たる抽選会も行われ、参加者たちに町の魅力をPRした。
第10回わかさあじさいマラソン種目別上位者
【2キロ】▽親子ファミリー (1)浦川雄次・尚樹(京都府)7分47秒(2)梅垣(同)(3)山崎(小浜市)▽50歳以上男子 (1)橋本一弘(岐阜市)7分16秒(2)内藤(京都府)(3)浅井(岐阜県)
【3キロ】▽小学男子 (1)大槻響(京都市)11分7秒(2)佐藤(同)(3)中村(京都府)▽同女子 (1)松元姫(愛知県)12分11秒(2)椙田(同)(3)鍵本(京都府)▽中学女子 (1)橋本はなえ(若狭町)11分10秒(2)高本(大阪府)(3)荻野(若狭町)▽一般女子 (1)大同美空(美浜町)10分28秒=大会新(2)斎藤(敦賀市)(3)橋本(若狭町)▽30歳以上男子 (1)今西智信(京都府)9分52秒(2)前田(和歌山県)(3)棚瀬(岐阜県)
【5キロ】▽一般女子 (1)松井光代(兵庫県)19分51秒(2)村上(京都府)(3)川中(同)▽中学男子 (1)村上勇次(若狭町)16分22秒=大会新(2)兵田(同)(3)大同(美浜町)▽39歳以下男子 (1)山下直紀(三重県)15分59秒=大会新(2)増田(敦賀市)(3)加藤(金沢市)▽40歳以上男子 (1)山本淳史(京都市)17分30秒(2)土岐(同)(3)稲垣(坂井市)
【10キロ】▽一般男子 (1)水落秋里(金沢市)33分43秒(2)備後(愛知県)(3)深津(金沢市)▽同女子 (1)小川恵子(敦賀市)40分32秒(2)木村(大津市)(3)中西(京都市)
【ハーフ】▽一般男子 (1)辻友寛(三重県)1時間12分12秒(2)鈴木(名古屋市)(3)井村(愛知県)▽同女子 (1)天野美絵(京都府)1時間26分18秒(2)伊藤(名古屋市)(3)平井(大阪府)